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最低賃金の引き上げ額が22道県で目安越え、いくら上がった?

厚生労働省は、全都道府県の2022年度の最低賃金の引き上げ額をまとめた。47都道府県のうち、22道県で目安を上回り、21年度の7県から約3倍に増えた。国が示した引き上げ額の目安を参考に都道府県ごとに地方審議会が額を決める仕組み。10月以降、改定額が適用されていく。

国は、地域ごとに30円または31円の引き上げ額の目安を決めた。今回の改定により全国の加重平均額は21年度より31円高い961円となった。東京、神奈川に続いて大阪が1000円の大台を超えた。

一方、目安超えは賃金水準が低い地域で相次いだ。足元の物価高に加えて、隣接する地域や大都市圏への人口流出を防ぐのが狙い。岩手、鳥取、島根、高知、沖縄の5県が3円を上乗せし、山形、愛媛、佐賀など8県が2円を上乗せした。

日刊工業新聞 2022年8月24日

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