油圧ホース増産、ブリヂストンが設備投資49億円
ブリヂストンは、機械設備に使われる油圧ホースの生産能力をタイで増強する。2026年3月末のグローバルでの生産能力は現行比3割増となる見通し。25年7月以降に設備の整備を始め、総投資額は49億円。機械設備の高圧化、大容量化に伴い、高性能な油圧ホースの需要が高まっていると判断した。
油圧ホースは建設や鉱山などの分野で使われている。ブリヂストンは油圧ホースをタイのほか日本と中国で生産。アジアや欧米などに供給している。
同社は23年までの中期事業計画で、化成品・多角化事業の事業再編を進めている。油圧ホースについてはゴム材料や補強材の技術などを活用できるとして、同事業の中核に据えている。
日刊工業新聞2022年8月9日