ホンダが投入、2モーター「e:HEV」搭載した新型シビックの性能
ホンダは、2モーター式のハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載したハッチバック車「シビック」を発売した。新開発の排気量2000cc直噴エンジンとハイブリッドユニットを組み合わせ、爽快な走りと環境性能の両立を目指した。消費税込みの価格は394万200円。販売計画台数は月間300台。
エンジンには、燃料をシリンダー内に直接噴射するシステムを採用。燃費や静粛性を高めるとともに有害物質の排出を抑制した。ハイブリッドユニットのパワーコントロールユニット(PCU)を軽量化、高出力化した。インテリジェントパワーユニット(IPU)に内蔵するリチウムイオン電池を小型化し、空間効率を高めた。
シビックは複数の国で販売する「グローバルモデル」の一つで、現行車は2021年に全面改良した11代目モデル。1972年に日本で初代モデルを発売し、ホンダの4輪車で最も長い歴史を持つ。発売50周年を記念し、1日から本社などでイベントや展示を順次実施する。
日刊工業新聞2022年7月1日