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スズキの新型SUVをトヨタの工場で生産

インドで年20万台

トヨタ自動車とスズキは8月からスズキが開発した小型の新型スポーツ多目的車(SUV)をトヨタのインド工場で生産する。生産量は年20万台で、トヨタ、スズキ、両ブランドで展開。アフリカを含むインド国外への投入も計画する。両社がそれぞれ手がける低出力、および高出力のハイブリッドシステムを、両ブランドの車両に搭載する。スズキがインドでトヨタのハイブリッドシステムを採用するのは初めて。

2017年に結んだ業務提携の一環。トヨタのインド生産子会社「トヨタ・キルロスカ・モーター」で生産する。

ハイブリッドシステムは、スズキがモーター出力の小さい「マイルドハイブリッド」を、トヨタが出力の大きい「ストロングハイブリッド」を手がける。トヨタがインドで電動化製品を生産するのは初となる。エンジンは豊田自動織機の現地子会社から調達する。

当初はスズキのSUV「ビターラブレッツァ」を生産する予定だったが、市場ニーズを精査し別の新型モデルの投入を決めた。車両の名称や発売時期などの詳細は7月1日に公表する予定だ。


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日刊工業新聞2022年6月27日

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