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登録車の電動車販売で首位獲得の日産「ノート」、eパワーの威力

日産自動車が日本で独自のハイブリッド車(HV)技術「eパワー」を搭載した電動車の販売を伸ばしている。同社によるとeパワー搭載のHV「ノート」と同「ノート オーラ=写真」の2021度下期(21年10月―22年3月)の国内販売が計5万6119台となり、登録車の電動車販売で首位となった。

20年12月に8年ぶりに全面改良したノートはガソリン車を設定せず、eパワー搭載のHV専用車とした。eパワーはエンジンを発電のみに使い、モーターで駆動する。同社では駆動システムの設計を一から見直すなど、第2世代として刷新したeパワーが評価されたとしている。

21年8月には新型ノートをベースに内外装や走りの質を高めたオーラを発売した。最大出力をノートと比べ18%向上。遮音構造の採用などで、高級車のようなゆとりある走りや静粛性を実現した。小型高級車市場の開拓も視野に投入したが、「幅広い層のお客さまから購入いただいている」(同社)と手応えを得ている。

日刊工業新聞2022年4月20日

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