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日産が生産終了する「シーマ」「フーガ」、21年の販売台数は?

日産自動車は今夏、高級セダン「シーマ=写真」と同「フーガ」の生産を終了する。今秋に適用される新たな騒音規制の基準を満たさないため。セダン「スカイライン」のハイブリッド車(HV)も同様に生産を終えるが、ガソリン車の生産は続ける。国内では人気の低迷でセダン市場が縮小。シーマやフーガの販売も伸び悩んでいた。

日産は栃木工場(栃木県上三川町)でシーマのHV、フーガのHVとガソリン車、スカイラインのHVの生産を終了する。日本自動車販売協会連合会(自販連)によると2021年の販売台数はシーマが前年比31%減の75台、フーガが同29%減の580台、スカイラインは同30%減の約2700台だった。

日産は23年度までに車種数を18年度比2割削減する計画。シーマなどに搭載するHVシステムとは異なる独自の「eパワー」を搭載したHVと電気自動車(EV)に経営資源を集中する。

日刊工業新聞2022年4月1日

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