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半導体が足りない…日産のEV「アリア」一部グレードが発売延期

日産自動車は、新型電気自動車(EV)「アリア=写真」のグレード「B6」で、発売時期を3月下旬から5月12日に延期する。半導体などの部品不足や不安定な世界情勢を受けたサプライチェーン(供給網)の混乱などにより、車両生産に遅れが出ているためとしている。

アリアのB6グレードは電池容量が66キロワット時、最高出力が160キロワットの2輪駆動(2WD)モデル。消費税込みの価格は539万円。「全社を挙げて生産遅れの回復に努めているが、まだ完全に解消には至っていない」(日産)という。

アリアの国内での発売時期は当初、2021年半ばを予定していたが、最初に投入した予約注文限定モデルの発売は22年1月にずれ込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大や半導体不足に伴い生産が遅れたとしており、影響が続いている。

日刊工業新聞2022年4月5日

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