顔認証でワクチン接種確認、JALとNECが奄美大島で新たな旅行体験検証
日本航空(JAL)とNECは、顔認証を活用してワクチン接種証明やPCR検査陰性結果の確認を行うことで、奄美大島内対象店舗で割引やオリジナルグッズなどの特典を提供するサービスの実証実験を始めた。
【30秒で分かる】顔認証対象は新型コロナウイルスのワクチン接種済証(2回以上)の該当者と、「JALあんしんPCRサポート」の利用者のいずれか。期間は5月31日まで。本人確認はマスクを着用でも可能。
サービス利用の登録サイトから顔情報とワクチン接種済証またはPCR検査結果通知書を事前に登録することで、島内観光施設・飲食店の一部で割引サービスやオリジナルグッズの提供などの特典を受けられる。
また、JALグループ便で奄美大島に到着し、店舗で顔認証によるおもてなしサービスを利用した人のうち、抽選で5人に奄美大島線の往復線航空券をプレゼントする。
両社はデジタル技術を活用した安全・安心な旅の実現で協業しており、今回はPCR検査陰性結果に加えてワクチン接種証明の確認にも対応し、奄美大島で新たな旅行体験の可能性を検証する。
日刊工業新聞2022年3月25日