顔認証の決済実証、新潟市と貨幣処理機メーカーが描く将来像
グローリーは新潟市と共同で、同社が開発した顔認証による決済サービス「BioPay(バイオペイ)=写真」の実証実験を2022年1月15日―2月28日に行う。新潟駅から続く都心軸周辺エリアで実施。客層などがさまざまなエリアで、課題を抽出する。
実証実験に参加する店舗は飲食店などの10店舗。飲食や買い物をした際に、店舗に設置されたタブレット端末で支払い金額を入力し、顔をかざし決済する。バイオペイは専用サイトにスマートフォンなどでアクセスし、顔画像やクレジットカードなどの情報を登録すれば使用できる。
新潟市とグローリーは今回の実証実験を足がかりに、入店管理や商品認識などの完全無人化店舗の実現を目指す。将来は顔認証を基に本人情報を管理し、市民が民間サービスや行政サービスを受けられるようにすることも視野に入れる。
日刊工業新聞社2021年12月10日