キオクシア「フラッシュメモリー」生産増強、新製造の建設に動き出す
キオクシア(旧東芝メモリ)は、北上工場(岩手県北上市)で4月に第2製造棟(K2棟)の建設を始める。3次元NANDフラッシュメモリー「BiCS FLASH(ビックスフラッシュ)」の生産を増強する。完成は23年を予定。
K2棟は第1製造棟(K1棟)の東側の土地に建設する。地震の揺れを吸収する免震構造を採用。最新の省エネ製造設備を導入するほか、再生可能エネルギーの利用など環境面も重視する。人工知能(AI)を活用した生産システムの導入などを推進し、北上工場全体の生産性や品質の向上につなげる。管理・技術部門が入居する管理棟も同じ敷地内に建設する。
K2棟で共同投資を行うため、米ウエスタンデジタルと協議を進める予定。
日刊工業新聞2022年3月24日