22年度は2.5兆円に、建設機械受注「過去最高」見通しの背景

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日本建設機械工業会(建機工)は2022年度の建設機械需要が前年度比5%増の2兆5632億円になるとの予測を発表した。2年連続の増加で、これまで最高だった18年度の2兆4498億円を上回り、過去最高となる。21年度の需要予測も21年8月の前回予測より2222億円多い2兆4404億円に上方修正した。鋼材価格上昇や半導体不足などの懸念材料はあるが、全体的にはコロナ禍から回復した北米と欧州、アジアの伸びが拡大傾向を支えている。

22年度の出荷金額は国内が同2%増の8832億円、海外が同7%増の1兆6800億円を予想。海外は北米と欧州、アジアの3大輸出先が大幅増加を見込む。北米は会員企業の74%、欧州は67%が増加とみており、アジアも増加予想が大勢。中国については34%が増加、40%が減少予想で見方が分かれる。

ロシアとウクライナの世界輸出に占める割合は約4・2%。建機工では同地域の状況を注視しているとした。また、中国の安価な建機のアジア攻勢については脅威ではあるものの、性能やメンテナンス、サービスの強みで差別化対応するとの企業が多い。

21年度の上方修正は輸出が前回予測の1兆3343億円から2361億円多い1兆5704億円に伸びたのが追い風となった。特に中国以外のアジアと、鉱山機械の伸びが著しい。鉱山機械は鉱山操業が回復し、資源価格も堅調なことから今後も伸びが続くようだ。

日刊工業新聞2022年2月25日

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