ＭＭＤＬａｂｏ（東京都港区、吉本浩司社長）は、オンラインイベントに参加経験のある人のうち７１・８％が今後も参加意向を示しているとする調査結果をまとめた。コロナ禍で当面オンラインとリアルを併用したイベント開催が続くとみられる。リアルで味わえる臨場感に代わる体験をどう提供するかが成功のカギになりそうだ。

参加経験のあるオンラインイベントでは、大型の室内音楽ライブやコンサートが３４・２％で最多だった。満足度では大型の野外音楽ライブやコンサートが８９・６％で最も高く、大型の室内音楽ライブやコンサートが８７・３％、アイドルや音楽アーティストのファンイベントが８３・３％と続く。

一方、オンライン開催の音楽ライブやコンサートに支払った平均金額は４９１７円で、リアル開催に比べて１５９１円少なかった。拡張現実（ＡＲ）といった映像技術の活用や、出演者と視聴者が双方向的にコミュニケーションを取れる仕組みなど、オンラインならではの価値を打ち出し、集客力を上げる必要がありそうだ。

リアルイベントに参加する際、ワクチン接種証明書の提出が必要だと答えた人は７６・６％、ＰＣＲ検査が必要と答えた人は６７・６％だった。