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キッチンカーで農業6次化を図る実証実験の全容

浜松市が開始

浜松市はキッチンカーを活用して農業6次化を図る実証実験を始めた。キッチンカーで同市内の観光スポットや集合住宅などで出店して地元農産物や食品を提供、出店場所などのリアルタイム表示、データ活用によるメニュー展開を図る。期間は2022年2月下旬まで。

実験はYui support(ユイサポート、浜松市南区)が主体となり、トレードトラスト(同)とドコモCS東海(名古屋市東区)が機材や車両を提供する。IoT(モノのインターネット)連携でウェブサイトの地図上に出店場所、営業時間、メニューなどを表示する。

人流データ活用で出店計画や顧客層にあった商品を展開する。農園と連携してトラック荷台内をスクリーンに活用したリモート農業体験を機能検証する。

農業生産者と消費者のキッチンカーによる結びつけ、地産地消促進、リアルタイム表示での食品ロス削減や農作物魅力向上を狙う。

同市はデジタルスマートシティーの実現に向け、データ連携基盤活用の実証プロジェクトを全国から公募、実施を支援している。

日刊工業新聞2021年12月20日

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