消費者の行動に影響は?画像で判定した甘味・酸味データをトマトに添付して販売する実証実験開始
グローリーは生活協同組合コープこうべ(神戸市東灘区)の店舗、コープ横尾(神戸市須磨区)で、画像から甘味などを判定したデータを、商品のトマトに添付して販売する実証実験を9月17日から10月31日まで実施する。7月の実験に続き2回目。マクタアメニティ(福島県伊達市)がもつ青果の甘みや酸味といったおいしさを撮影画像から判定する青果スコアリング技術を応用する。
両者は7月に1回目の実証実験を実施。購入者から味の違いや自分の嗜好(しこう)を知ることができたなどの回答を得られた。
2回目となる今回は、甘味が強いトマトに合う料理の情報などを添えて販売することなども検討する。実証実験を通じて消費者行動データの収集・分析を実施するとともに、他青果への適用も推進する。
グローリーでは購買時の消費者行動の変化などデータを分析し、将来的に同技術を搭載したシステムの商品化などを検討する。
日刊工業新聞2021年8月25日