ヤマハ発動機が「SR400」生産終了、43年の歴史に幕を引いた理由
ヤマハ発動機は、1978年(昭53)以来43年間販売してきたロングセラーの中型2輪車「SR400=写真」の国内向けモデルの生産を終了した。空冷4ストローク単気筒エンジンの鼓動感などが初心者からベテランまで多くのライダーを惹き付け、累計12万台以上を生産した。ただ強化された排ガス規制や安全装置搭載義務などへの対応が難しくなったとして生産終了を1月に公表していた。
SR400はシンプルでクラシック仕様のスタイルなどの変わらない個性も評価され、ロングセラー製品となった。最終モデルとして販売計画台数5000台の「SR400ファイナルエディション」に加え、エンブレムやカラーリングを特別仕様にした「SR400ファイナルエディションリミテッド」を1000台限定で3月に発売していた。(浜松)
日刊工業新聞2021年10月13日