ヤマハ発動機がインド向け「小型スポーツバイク」全面改良。初採用の機能は?
ヤマハ発動機は、インド向け小型スポーツバイク「YZF―R15=写真」を全面改良して発売する。滑らかな発進、走行を支援するトラクションコントロールシステム(TCS)を同社の小型2輪マニュアルトランスミッション(MT)車で初採用した。ペダル操作だけでシフトチェンジできるクイックシフターも同社の単気筒エンジン車では初めて採用。
価格は16万7800インドルピー(約24万8300円)から。特別のシルバーカラーのデラックス仕様車「YZF―R15M」も同時に発売する。インドで合計年間11万8000台の販売を見込む。
YZF―R15は水冷4ストローク、排気量155ccエンジンを搭載。剛性や路面追従性に優れたフロントサスペンション、高速での空力特性に優れたカウル、ボタンで操作する液晶表示装置(LCD)メーターなどクラス最上級の機能を備えた。
日刊工業新聞2021年9月30日