日産が今秋発売するスポーツ型「ノート オーラ」。磨かれた性能とは?
日産自動車は、スポーツ型の小型車「ノート オーラ ニスモ」を今秋に発売すると発表した。同日に発売した小型ハイブリッド車(HV)「ノート オーラ」をベースに、モータースポーツで培った技術などを反映し、中間加速やハンドルの切りやすさなどの性能を磨いた。消費税込みの価格は286万9900円。
「空力デザイン、ハンドリング、加速感を加えて開発した」。日産子会社ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(横浜市鶴見区)の片桐隆夫社長は17日のオンライン発表会でベース車両との違いを強調した。
開発ではドライブシミュレーターの技術を活用して、短期間で1000パターン以上の評価を実施。モーターで駆動する独自のHV技術「eパワー」の特徴も生かし、同じ馬力性能のベース車両と比べて、伸びのある加速や高いハンドルの操作性を体感できるような制御を施した。
日産は17日、今秋に予定していたノート オーラの発売時期を「開発、生産、購買部門の頑張り」(同社広報)によって、同日に前倒ししたことも明らかにした。
日刊工業新聞2021年8月18日