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東電会長に就任へ。火中の栗を拾う「小林喜光」は憂国の士か

東電会長に就任へ。火中の栗を拾う「小林喜光」は憂国の士か

小林氏

東京電力ホールディングス(HD)は空席となっている会長に、三菱ケミカルホールディングス会長の小林喜光氏(74)を招く方針を決め、大株主である政府と調整していることが22日、分かった。6月の株主総会を経て就任し、取締役会議長も兼務するもよう。

東電は柏崎刈羽原発などでテロ対策の不祥事が相次ぎ、ガバナンスを改革して地元や社会の信頼を回復することが急務。エネルギー業界に精通、東電の再建計画に携わり、前経済同友会代表幹事として各界に影響力を持つ小林氏を会長に招き改革を進める。

東電の会長は日立製作所元会長の川村隆氏(81)が2020年6月に退任し空席となっている。

日刊工業新聞2021年4月23日

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