創業100周年を機に三菱電機が作業着のデザインを統一、社内の一体感強める
三菱電機は2月に創業100周年を迎えたのを機に、国内の各拠点で異なっていた作業服のデザインを統一する。4月1日から順次切り替え、2021年度上期までに全対象拠点へ配布する。作業服のデザイン統一は初めてという。統一によって、服の機能性を高めるとともに、異動時の買い替えを不要にしてコストも削減する。社内の一体感を高め、企業PRにつなげる狙いだ。
対象となるのは、全国54拠点の製造部門や開発部門などに勤務する約4万人の社員。新入社員には、4月1日の入社式に合わせて配布する。海外を含むグループ会社については、要望があれば22年度以降に対応する予定。
同社は拠点ごとに事業や生産品目が大きく異なる。作業服についても機能性などの観点から、ポケットの数や位置といったデザインが異なっていた。今回の統一にあたり、各拠点の要望を集約、デザインを最適化した。
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日刊工業新聞2021年3月30日