顔認証で就業履歴把握、鹿島が建設現場で10万人を管理
鹿島は建設現場に入退場する技能労働者の就業履歴を、正確に把握できる顔認証入退場管理システムを、同社全建築現場の約半数に当たる全国150現場への導入を完了し、登録者数が10万人を超えたと発表した。
同顔認証システムは非接触方式で、ICカードのタッチ方式などに比べて感染リスクが低く、検温も無人で実施できるのが特徴(写真)。新型コロナウイルス感染防止対策で全技能労働者の入場時検温を行うため、熱赤外線カメラを搭載するが、検温時間が約1秒とスムーズな入場を実現した。
同社は事前に、各現場が単独で運用するシステムにより有効性を確認した上で、集計データを全社横断的に利活用できるシステムを開発し、2020年2月から全国の建設現場を対象に導入を進めている。