眼科手術前の本人確認、顔認証で安全に
グローリーはツカザキ病院(兵庫県姫路市)に、眼科手術前の患者本人確認に使う顔認証システムを納入した。同社のシステムが病院の手術前本人確認で採用されるのは日本で初めて。厳格な本人確認によって、安全な手術室の運用がさらに可能になった。
同病院は白内障手術や網膜硝子体手術など年間8000件程度の眼科手術を行う。これまで患者の誤認事故防止対策として、医療従事者から患者への声かけ確認や、装着したリストバンドのバーコードスキャンなどで本人確認を徹底してきた。
導入した顔認証システムを使って初診時などに顔情報を登録し、手術前に認証(イメージ)することで、難聴や認知症など本人から直接確認が取りづらい患者でも確実に本人確認できる。
日刊工業新聞2020年12月21日