マスク特需でレース生地販売が10倍になった名古屋の服地店

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販売好調なレース生地の売り場

服地店を展開する大塚屋(名古屋市東区、大塚真史社長、052・935・4531)のレース生地販売が異例の伸びを見せている。11月のレース生地の売上高は前年同月比10倍の約300万円を記録。コロナ禍を受け手作りマスク用の素材として売れているという。レース生地は通常、冬季には売れにくいとされるだけに堀幸広常務は「例年には見られない需要」と驚きを隠せない様子。

レース生地は夏物ワンピースやテーブルクロスなどの素材として使われることが多い。2020年は小池百合子東京都知事がレース生地のマスクを着用して記者会見に登場したことをきっかけに、マスク素材としての注目度が一気に高まったという。

同社主力の洋服や舞台衣装向けの生地はコロナ禍により販売が激減し一時は「売り場が閑散とした」(堀常務)。ところが、その後レースを含むマスク用生地を求める新規顧客が増えカバーしている。堀常務は「マスクをきっかけに手作り洋服にも興味を持ってくれれば」と手作り需要のさらなる広がりに期待を寄せる。(名古屋)

日刊工業新聞2020年12月25日

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レース マスク 大塚屋

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