自動運転で世界初だぞ!ホンダが「レジェンド」で認められた
「レベル3」の型式指定、20年度内に発売へ
ホンダは条件付きで運転を自動化する「レベル3」のシステムを高級セダン「レジェンド」に搭載し、2020年度内の発売を予定する。国土交通省から「型式指定」を取得した。同省によるとレベル3の車両の型式指定は世界で初めて。実用化も世界初になるという。価格は今後明らかにする。
レベル3の自動運転が可能なシステムとして認可を取得したのは自動運行装置「トラフィック・ジャム・パイロット」。同装置を搭載したレジェンドは高速道路渋滞時など一定の条件下で、システムが運転手に代わって運転操作を行うことが可能になる。
自動運転の技術レベルは5段階に区分される。レベル3は特定条件下で運転手がハンドルやブレーキの操作をしなくてもシステムが自動で走行する仕組み。「レベル2」まではハンドルやアクセルを自動で操作しても、運転手はシステムを監視するため前方から目を離すことは認められていない。調査会社の富士キメラ総研は、レベル3のシステムを搭載した車両が45年に世界で4280万台に拡大すると予測している。