ANAが公開した大型貨物機。どこを飛び、何を運ぶ?
「米中」摩擦も、おう盛なアジア―北米間の輸送需要取り込む
全日本空輸(ANA)は13日、羽田空港で大型貨物専用機「ボーイング777F」を報道公開した。2機導入して7月2日から成田―関西―中国・上海線、10月末から成田―米国・シカゴ線に就航する。搭載重量、航続距離ともに優れた新機材で、旺盛なアジア―北米間の輸送需要を取り込み、貨物事業の拡大につなげる。
ANAの大型貨物専用機は、従来機で運べなかった半導体製造装置や航空機用エンジンにも対応。航続距離の長さを生かして、自社機による北米直行便を設定する。
同日、会見したANAカーゴの杉口広取締役は「(米中貿易摩擦の影響で)波はあっても、アジア―北米間の輸送は年平均4・6%伸びる」と、成功に自信を示した。
ANAの大型貨物専用機は、従来機で運べなかった半導体製造装置や航空機用エンジンにも対応。航続距離の長さを生かして、自社機による北米直行便を設定する。
同日、会見したANAカーゴの杉口広取締役は「(米中貿易摩擦の影響で)波はあっても、アジア―北米間の輸送は年平均4・6%伸びる」と、成功に自信を示した。
日刊工業新聞2019年6月14日