都内のロボカフェで障がい者の分身が活躍する
オリィ研究所、ANA、日本財団が開設
オリィ研究所(東京都港区、吉藤健太朗社長)とANAホールディングス、日本財団は26日、東京都港区の同財団ビル1階に期間限定の分身ロボットカフェ「ドーンバージョンベータ」をオープンしたと発表した。オリィ研究所が開発した分身ロボ「オリヒメD」と、ANAが研究しているロボティクス・仮想現実(VR)融合のアバター技術を活用。筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者らにロボを遠隔操作して飲料を提供させ、障がい者雇用の可能性を探る。
ロボカフェは席数が約30席で、12月7日まで営業。1時間入れ替えのチケット制で、料金は1000円。客は店内でコーヒーやオレンジジュースを注文する。
分身ロボは身長120センチメートルでスピーカーやカメラ、マイクを内蔵し、底部に移動用のローラーを備える。客の注文を聞き取り、盆に載せた飲料を客席まで運ぶ。ALSや頸椎(けいつい)損傷を患った計10人の障がい者を雇用。ロボを遠隔操作して商品を提供する。吉藤社長は「ここで得られたデータを生かし、2020年開催のパラリンピックに向け、店舗を常設化したい」としている。
ロボカフェは席数が約30席で、12月7日まで営業。1時間入れ替えのチケット制で、料金は1000円。客は店内でコーヒーやオレンジジュースを注文する。
分身ロボは身長120センチメートルでスピーカーやカメラ、マイクを内蔵し、底部に移動用のローラーを備える。客の注文を聞き取り、盆に載せた飲料を客席まで運ぶ。ALSや頸椎(けいつい)損傷を患った計10人の障がい者を雇用。ロボを遠隔操作して商品を提供する。吉藤社長は「ここで得られたデータを生かし、2020年開催のパラリンピックに向け、店舗を常設化したい」としている。
日刊工業新聞2018年11月27日