国立研究開発法人が農業のAI活用に本腰
農研機構が新センター開設
農業・食品産業技術総合研究機構は、AI(人工知能)とデータ連携基盤を統合した「農業情報研究センター」を10月1日に開設する。人工知能やビッグデータ(大量データ)を活用したスマート農業の実現を目指し、研究を推進する。農業の抱える課題解決に向けたAI人材の育成も進める。
気象や農地、衛星画像といった農業データを保有するデータ連携基盤「WAGRI」から、必要なデータを解析し、農業で使えるシステムを創出する。
例えば、環境情報や全遺伝情報(ゲノム)、遺伝子などのデータから、最適な交配の組み合わせを提示する「スマート育種システム」を構築する。また、農業機械とセンシング技術を組み合わせて環境データを収集し、農地内作業の完全無人化を目指す。
久間和生理事長は「専門家だけではなく、一般の農家が簡単に使えるようなものを作りあげる。AIを活用した農業のスマート化を一気に進めたい」と意気込みを語った。
気象や農地、衛星画像といった農業データを保有するデータ連携基盤「WAGRI」から、必要なデータを解析し、農業で使えるシステムを創出する。
例えば、環境情報や全遺伝情報(ゲノム)、遺伝子などのデータから、最適な交配の組み合わせを提示する「スマート育種システム」を構築する。また、農業機械とセンシング技術を組み合わせて環境データを収集し、農地内作業の完全無人化を目指す。
久間和生理事長は「専門家だけではなく、一般の農家が簡単に使えるようなものを作りあげる。AIを活用した農業のスマート化を一気に進めたい」と意気込みを語った。
日刊工業新聞2018年9月28日