アルプス電気が車載用生体センサー、ドイツの完成車メーカーと共同で

自動運転に対応、20年度以降に搭載へ

 アルプス電気はドイツの完成車メーカーと共同で、車載用生体センサーモジュールを製品化する。運転手の瞳孔の状態や脈波などをセンシングし、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)に必要な情報を収集する。自動運転に伴う車室の快適性向上ニーズに備え、生体情報を基にマッサージ機能やストレスを抑制する照明など新機能の導入も想定する。2020年度以降に次世代自動車への搭載を目指す。

 モジュールは加速度センサーやガスセンサー、音波センサーを組み合わせる。目や血流、呼気から精密な情報を算出し、眠気やアルコール摂取の有無などの覚醒状態を把握できる。声やジェスチャーなども検知できるため操作方法もより直感的にできる。シートやハンドルなどに搭載するほか、レーダー内の搭載も検討する。

 運転手の生体情報の収集・分析は完成車メーカーを中心に進んでいる。「条件付き自動化(レベル3)」では手動操作と自動運転が混在する。そのため、運転手が運転できる状態かどうかの判断が必要になる。

 判断は人工知能(AI)や車メーカーそれぞれの手法によるが、アルプスは運転手の生体情報を検出することで、判断材料を増やし自動運転化や新機能の追加を支援する。子会社のアルパインで車載事業を担っており、グループの知見を生かして車載に適したモジュールに仕上げる。

 自動運転の進展によって生じる新たなニーズにも対応する。運転手がハンドルから手を離せるようになれば、車室でより快適に過ごしたいというニーズが高まるとみられる。完成車メーカーの知見を活用して、新たな付加価値創出を目指す。

日刊工業新聞2017年7月6日

明 豊

明 豊
07月10日
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このように記事にするということは相手が決まっているということでしょう。そしてまずその共同開発する相手の車種に採用される。VW?ダイムラー?BMW?デバイスの事業展開に関する条件も含めもっと知りたい。

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