新生児向け人工呼吸器の草分け企業が海外に挑む製品とは?

メトランが睡眠時無呼吸症治療器

 メトラン(埼玉県川口市、中根伸一社長)は、在宅医療機器である持続的自動気道陽圧ユニット「JPAP(ジェイパップ)」を海外で本格販売する。ジェイパップは睡眠時無呼吸症候群対応の治療器として、さいたま市の支援を受けて開発され、2017年2月から販売を始めた。すでにサンプル出荷を含め数百台を出荷したが、今後海外でも本格販売し、年間2000台の販売を目指す。

 ジェイパップは、従来の同様の治療器であるCPAP(シーパップ)に比べ小型・軽量化した。本体の重量は360グラム。CPAPは付属品などを含め、小型のスーツケースに入れないと持ち歩けないようなサイズ、重量だったが、ジェイパップは簡単に持ち歩けて、旅行や出張などにも携帯できる。圧力を自動調整でき、呼吸のしやすさを追求した。

 すでに、日本の薬機法で認可が下りていれば販売ができるという香港に出荷しているが、秋には欧州連合加盟のすべての国の基準を満たしている商品に付与される「CEマーク」を取得し、海外の医療用機器の販売代理店網を活用してジェイパップを販売する。同社は、海外売上高比率が現在20%程度。ジェイパップの拡販で当面50%程度まで引き上げたい意向だ。

日刊工業新聞2017年6月27日

村上 毅

村上 毅
07月06日
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睡眠時無呼吸症候群は、日中の眠気や頭痛だけでなく、高血圧や糖尿病など生活習慣病とも深い関わりがある。また業務中に居眠りをしてしまい、産業災害や交通事故など社会的にも悪影響をもたらしかねない。小型・軽量で使いやすい治療機器の需要は海外でもあるはずだ。

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