レジェンド電力が少年サッカーを支援。料金ではなく地域貢献という価値

契約の切り替え、メニューの多様化が関心広げる

 レジェンド電力(東京都港区、立川光昭社長)は、電気料金の一部で少年サッカークラブ「ナゴヤ・ヴィーダFC」(名古屋市緑区)を支援する電力事業「VIDA(ヴィーダ)電力」を7月1日に始める。同事業に賛同する顧客の電気料金の一部を選手育成費や備品購入費などに充てる。家庭用の低圧で年間100世帯、業務用の高圧で同20件の獲得を目指す。

 電気料金は従来と同等で、電気使用量などに応じて1―15%程度をクラブに還元する。企業名を練習着などに掲載し、一般ユーザーは宿泊施設割引などの特典を受けられる。

 同社はプロスポーツチームやアーティストら約20組と、同様の事業を展開している。子どものスポーツクラブを支援するのは初めて。


日刊工業新聞2017年6月8日
電気小売事業者リスト(経産省資源エネルギー庁)

江原 央樹

江原 央樹
06月28日
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 2016年4月に電力の小売自由化が開始され、2017年6月9日現在で401の電気小売事業者が誕生している。大手電力会社の電気料金と比較した安さや再生可能エネルギーによって発電された電気をクリーンな電力として売りにしている事業者などサービスメニューの多様化も徐々に進展してきた。その中でも、レジェンド電力のサービスメニューはユニークだ。現在契約中の電力会社と比較し電力料金は変えることなく、収益の一部を地域のスポーツ団体の活動費・強化育成費や地域貢献事業費等に寄付するものだ。他にも、世界の子どもたちへワクチンを購入するNPOの寄付プログラムに参加するメニューもある。
 契約者ご自身にとっての金銭的価値ではなく、地域や社会貢献といった社会的価値を感じる顧客層へ特化している点が特徴である。このような地域・世代・嗜好等に応じた多様なサービスメニューが今後も生まれると、契約の切り替えについてより多くの消費者が関心を持つのではないだろうか。

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