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もっと高アルコールの缶チューハイを家飲みしたい、増加中!

 缶チューハイなど「そのまますぐ飲めるアルコール飲料(RTD)」の市場は、2018年に前年比12%増の2億492万ケースに達した。サントリーホールディングスがまとめた調査「サントリーRTDレポート2019」によると、自宅でRTDを飲む人が増え、「高アルコール」で「食事に合う」というニーズが高いことが分かった。19年も同10%増の2億2637万ケースに拡大が予想され、12年連続増の見込みだ。

 20―60代の男女4000人を対象にインターネットで調査したもの。自宅でお酒を飲む機会の増減について、「増えた」という回答が30・1%で「減った」の12・1%を上回った。最近自宅で飲んだお酒が「RTD」と答えた人は全世代で09年調査に比べ増加した。

 さらにRTDユーザーで1年前に比べRTDを自宅で食事中に飲む機会が「増えた」という回答は38・6%で「減った」の5・2%を大きく上回っている。また「増えた」という回答者に高アルコールRTDの増減を尋ねたところ「増えた」が40・9%で、「減った」の14・9%を超えている。

 高アルRTDユーザーは飲むお酒への期待について、「食事に合う」が75・1%と高く、次いで「スッキリした味わい」(34・4%)、「飲みごたえ」(33・9%)と続く。これら項目では17年調査時に比べ増加していることも分かった。
日刊工業新聞2019年3月8日

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