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生まれゆく新幹線、去りゆく新幹線

JR東日本、「E5系」の後継試験車両を新造
生まれゆく新幹線、去りゆく新幹線

「E956形式(愛称・ALFA―X)=イメージ」

 JR東日本は4日、次世代新幹線のための試験車両「E956形式(愛称・ALFA―X)=イメージ」を新造すると発表した。営業運転で世界最速の最高時速360キロメートルを想定した試験プラットフォーム(基盤)として活用。従来の安全、高速に加えて地震への強さや快適性、環境性、メンテナンス性を高めた車両開発を目指す。投資額は地上設備を含めて100億円。2019年春に完成する。

 先頭車両はE5系をさらにロングノーズにしたタイプと、同サイズのまま形状を変えたタイプの2パターンで製作する。

 同日会見した冨田哲郎社長は「(次世代新幹線は)E5系の後継。30年の北海道新幹線札幌開業をにらみ、試験車両をベースに作りあげる」と説明した。

日刊工業新聞2017年7月5日



上越新幹線、2階建て「E4系」廃止へ


E4系

 JR東日本は2021年3月期までに、上越新幹線で運用する国内唯一の2階建て新幹線車両「E4系=写真」を廃止する。北陸新幹線で運用する新幹線車両「E7系」11編成132両を19年3月からで投入し、順次置き換える。E7系は最上級シート「グランクラス」を設定する最新車両。全座席に電源コンセントを設置するなど従来車両に比べて、サービスや乗り心地を高めている。

 E4系は通勤での新幹線利用に対応してきた。冨田哲郎社長は「一部のファンにはさみしい思いをさせる。サービス水準をレベルアップする」としている。管内の新幹線で車両型式をそろえることで、輸送やメンテナンス効率の改善につなげる。新車両投入に伴う時間短縮効果は見込んでいない。 

2017年4月6日

明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
デザインよりも世界最速の最高時速360キロメートルの基盤をどう作っていくか気になる。川重や日立の分担は?

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