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三菱重工に"炭素繊維の航空機"をつくる機械を納めた実力企業

津田駒工業、ライン一式を納入
 津田駒工業は航空機用炭素繊維強化プラスチック(CFRP)部品製造ライン一式を三菱重工業に納入した。これまで三菱重工に対して炭素繊維樹脂含浸シート(プリプレグ)用スリッターの納入実績はあったが、ライン一式は初めて。三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所大江工場(名古屋市港区)に、自動積層機や、プリプレグを多方向に積層する角度材製造自動積層機(写真)、プリプレグスリッターをセットで納めた。

 津田駒工業は2008年に自動積層機に参入しCFRPの需要の伸びに合わせ製造装置事業を拡大している。
日刊工業新聞2017年6月28日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
三菱重工は大江工場で米ボーイング向けに中型機「787」の主翼(炭素繊維複合材製)を手がけています。787は月産12機ペースで安定的に生産されており、今後は月14機にペースが上げられる予定。となると、新設備の導入は増産対応でしょうか?手前味噌ですが、こういう設備系の記事が多いのも日刊工業の特色です。

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