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TECH::CAMPがプログラミング教育の“当たり前”を覆す!

div・真子代表インタビュー「今後生き残っていくためにやるって人が多い」
TECH::CAMPがプログラミング教育の“当たり前”を覆す!

真子氏

 短期間集中のプログラミング学習を提供するTECH::CAMP。運営会社「div」の真子就有社長にサービスに至った経緯や日本におけるプログラミング学習について聞いた。

―どのようにしてTECH::CAMPのサービスに至ったのでしょうか?
 弊社の取締役に新保という者がいます。彼はもともと大学生三年生の頃にきたインターン生でした。私が彼の隣で教えていて、自分が独学で学んだ10倍の速度でプログラミングを吸収していきました。それを目の当たりにして、すぐ人に聞ける環境でプログラミングを学ぶのが、プログラミング学習のあるべき姿なんだと気付きます。この最高の学習環境を事業としてより多くの人に提供していこう、それがTECH::CAMPの最初のきっかけです。

―効率的に学習できる場を創りたいということですね
 エンジニアは独学で苦労してプログラミングを学んできた人が多いですよね。私も独学でした。でもそれはプログラミング学習のあるべき姿じゃないんじゃないかなと。分からない時には、すぐに誰かに聞けるほうが効率が良い。そっちのほうが悩む時間が減るし早くできるし、より多くの量をこなすことが出来る分、上達します。プログラミングは、苦労して覚えて当たり前というイメージを覆したかった。

「批判もある。全ての人が極めなくてもいい」


―批判もあると聞きます
 私たちのようなプログラミングスクールはスーパープログラマーな人たちから批判的な声を貰うことがあります。「にわかプログラマーを量産している」って。しかし、私は、全ての人がプログラミングを極めなくてもいいと思っています。サービスを作りたい人にとってのプログラミングは“手段”です。大事なのは、プログラミングの技術をどう使っていくかですよね。自分で全てプログラムを書く気はないが、教養としてプログラミングを身につけたいという方は大勢います。僕たちは、その入り口になれればと思っています。

―TECH::CAMPの強みは?
 強みはメンターの組織ですね。メンターのコミュニティって言いかえてもいいですけど。今メンターとして働いている200人以上のメンターはとても優秀です。TECH::CAMPは、受講生がこれを作りたいって言ってきたときに、いかなる質問でも答えられなければいけません。そのために、メンターは、技術力、指導力向上の努力を続けています。メンターの中でリーダーや責任者がいて、彼らが指導にあたっています。

ーメンターとの契約は?
 アルバイト、有償インターンですね。学生が多いです。実は、メンターの方が受講者より学べることが多いんですよね。自分より技術があるメンターの先輩に分からないところをすぐ聞けますし、何よりも教える経験は自分の力になります。学ぶ意欲が高い人がメンターとして集まるので、メンターのコミュニティもどんどん成長していきます。卒業生は第一線でバリバリ活躍している子もいます。

―受講生はどの層が多いのですか?
 昔は学生が多かったのですが、最近は社会人の方が多いですね。20代後半の社会人です。

―どのようなきっかけで受講しているのでしょうか?
 IT業界にいて、プログラミングができないのは一種のコンプレックスになっています。技術のことがわからないってことに恐怖を感じている方もいて、そこを解消するために通っている。それが一番の受講理由ですかね。

 テクノロジーの劇的な進化で様々の仕事がプログラムに置き換えられていく中で、特に非テクノロジー業界にいる方は、今後10年後、いまの仕事をやっていて大丈夫なのかと考えています。そこでプログラミングを一回本気で習得してみて、人生を変えるきっかけにしようとしています。一度の受講で劇的に全てが変わるわけではありませんが、テクノロジーに全く触れてこなかった人にとって自分でサービスを作り上げたことは強烈な成功体験になります。

日本を代表するIT教育企業を目指す


 

―なぜ今の事業がスケールしていると思いますか?
 タイミングが良かったです。今でこそメディアでプログラミングって取り上げるのがブームみたいになっていますが、当時は全然注目されていませんでした。3年ほど前ですかね。プログラミングは「起業するんだったらやる」って感じでしたよね。今来ている人は起業したい人だけではなくて、教養のために学びたいとか今後生き残っていくためにやるって人が多いです。ちょうど世の中的にプログラミングが必要だっていう流れの1歩2歩手前で始めることができたことが大きいです。あとはやり方。1ヶ月短期集中で一気に質問し放題でやる学習環境に高い評価をいただけました。

―次の目標は?
 今は規模を大きくして、より社会にインパクトを与える存在になりたいですね。教育におけるメジャー感はとても重要だと思っています。サービスの品質が高いことはもちろんですが、一定の規模感があることでお客様に安心感をもっていただけます。プログラミング学習といえば、TECH::CAMPと言われるような存在になりたいです。日本を代表するIT教育企業を目指しています。
(聞き手=明豊、構成=大森翔平)



ニュースイッチオリジナル
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
翻訳技術の進化で英語よりもプログラミングの方がビジネスパーソンとしての最低教養になるかもしれない。

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