航空機部品クラスター、全国組織発足へ。一括受注・生産後押し
経産省は2018年度までに。「松阪クラスター」級5つ目指す
経済産業省は2018年度までに、航空機産業参入を目指す共同受注グループの連携組織「全国航空機クラスター・ネットワーク」を発足する。国内重工メーカーからの要望やクラスター内での優良事例を共有。海外の航空機やエンジンのメーカーとの窓口機能を持たせ、各クラスターが工程を一括受注・一貫生産できる体制づくりを後押しする。航空機部品生産協同組合(三重県松阪市、松阪クラスター)級のグループを5年で5個つくるのが目標だ。
政府の成長戦略に盛り込まれる見通し。全国には約40もの共同受注グループが存在するが、複数工程を一括して受注、生産できるクラスターは極めて少ない。経産省は国内航空機産業クラスターフォーラムを開催するなど実力の底上げを図っている。
クラスターの中には世界進出できる高い技術力はあるが、商談機会を得られず、進出していない場合がある。外国語でのプレゼンテーションの難しさ、契約・見積もりなど実務経験の不足などで躊躇するグループもある。
全国航空機クラスター・ネットワークの下に「クラスター国際化タスクフォース」を設置。国際商談会のマッチングや専門家による実務指導、海外エアショーへの出展の支援などをする方針だ。
クラスターが一括受注を実現するには、非破壊検査など特殊工程を担える人材や生産管理・品質保証に精通した人材の確保が不可欠。経産省は国内に訓練機関を整備し、5年で100人の非破壊検査技術者を育てる。
政府の成長戦略に盛り込まれる見通し。全国には約40もの共同受注グループが存在するが、複数工程を一括して受注、生産できるクラスターは極めて少ない。経産省は国内航空機産業クラスターフォーラムを開催するなど実力の底上げを図っている。
クラスターの中には世界進出できる高い技術力はあるが、商談機会を得られず、進出していない場合がある。外国語でのプレゼンテーションの難しさ、契約・見積もりなど実務経験の不足などで躊躇するグループもある。
全国航空機クラスター・ネットワークの下に「クラスター国際化タスクフォース」を設置。国際商談会のマッチングや専門家による実務指導、海外エアショーへの出展の支援などをする方針だ。
クラスターが一括受注を実現するには、非破壊検査など特殊工程を担える人材や生産管理・品質保証に精通した人材の確保が不可欠。経産省は国内に訓練機関を整備し、5年で100人の非破壊検査技術者を育てる。
日刊工業新聞2017年6月9日