マツダ系サプライヤーのモノづくりはまだまだ国内で。鋳造で大型投資
ヨシワ工業、島根工場の生産能力を2割増強
ヨシワ工業(広島県海田町、荒木健史社長)は、鋳造工程の生産能力を増強する。約28億円を投じて六日市工場(島根県吉賀町)に新建屋を建設。鋳型を作る造型ラインを更新・集約した。自動化や効率化とも合わせて、生産能力を約20%高める。島根県、吉賀町との間で立地の覚書に調印した。
六日市工場に床面積約410平方メートルの新建屋を建設した。3本あった造型ラインのうち2本を撤廃し1本の新しいラインに集約。鋳造方法も見直し、一つの型でより多くの部品を鋳込めるよう効率化した。
「中子」と呼ぶ中空部分の鋳型の搬送やセッティングなども自動化し、労働環境を改善した。一連の取り組みにより、生産能力が定時稼働で月間約3000トンのところ同3500トンに高める。
同社はマツダが33・3%出資する鋳造部品メーカー。8割がマツダ、残りがほかの自動車メーカー向け。効率化によりさらなる受注拡大や労働力確保を目指す。
六日市工場に床面積約410平方メートルの新建屋を建設した。3本あった造型ラインのうち2本を撤廃し1本の新しいラインに集約。鋳造方法も見直し、一つの型でより多くの部品を鋳込めるよう効率化した。
「中子」と呼ぶ中空部分の鋳型の搬送やセッティングなども自動化し、労働環境を改善した。一連の取り組みにより、生産能力が定時稼働で月間約3000トンのところ同3500トンに高める。
同社はマツダが33・3%出資する鋳造部品メーカー。8割がマツダ、残りがほかの自動車メーカー向け。効率化によりさらなる受注拡大や労働力確保を目指す。
日刊工業新聞2017年5月15日