東芝、ハードディスク事業はまだ頑張る?来年に14テラバイトを開発
19年度に2割増の売上高3600億円を目指す
東芝は2018年をめどに、ヘリウムガスを充填させたハードディスク駆動装置(HDD)を開発する。ヘリウムガスが発熱を抑制することで、大容量化を実現できる。記憶容量は14テラバイト(テラは1兆)を想定しており、長期保存に適した大容量タイプのHDDでは業界最大クラスとなる。データセンター(DC)などのサーバー向けに投入する。
東芝はHDD事業で19年度に売上高3600億円を目指している。今回の新製品投入などにより、サーバー向けHDDの売上比率を16年度予想から20%に倍増する。
これまで東芝はモバイル端末やパソコン向けの8テラバイト以下のHDDを強みとし、この分野で30%のシェアを維持する。ただ近年はパソコンやモバイル市場の縮小に伴い、生産台数が低迷している。このため、今後はサーバー向け市場の攻略が課題となっている。
開発するHDDは記憶容量が14テラバイトでディスク9枚で構成する。通常の空気ではなくヘリウムガスを利用することで、空気抵抗が下がり、HDDの発熱を抑制できる。発熱量を削減することでディスクを9枚並べることが可能となり、大容量化を実現できるという。
東芝はHDD事業で19年度に売上高3600億円を目指している。今回の新製品投入などにより、サーバー向けHDDの売上比率を16年度予想から20%に倍増する。
これまで東芝はモバイル端末やパソコン向けの8テラバイト以下のHDDを強みとし、この分野で30%のシェアを維持する。ただ近年はパソコンやモバイル市場の縮小に伴い、生産台数が低迷している。このため、今後はサーバー向け市場の攻略が課題となっている。
開発するHDDは記憶容量が14テラバイトでディスク9枚で構成する。通常の空気ではなくヘリウムガスを利用することで、空気抵抗が下がり、HDDの発熱を抑制できる。発熱量を削減することでディスクを9枚並べることが可能となり、大容量化を実現できるという。
日刊工業新聞2017年4月27日