シャープ社長、家電でも大攻勢を宣言。今年度の投入品数を大幅拡充
「社友会」に衛星中継で参加。業績のV字回復も明言
シャープの戴正呉社長は15日、2017年度に家電などの製品数を大幅に拡充する方針を明らかにした。拡充率は16年度比でテレビが45%、冷蔵庫は30%、洗濯機20%、調理機器15%、掃除機180%、複写機40%、電子看板20%、POS(販売時点情報管理)66%など。親会社の台湾・鴻海精密工業の開発スピードやコスト力を活用して一気に投入する製品数を増やし、成長・拡大路線への移行を進める。
戴社長は同日、シャープOB約230人が堺本社(堺市堺区)で開いた「社友会」の会合に、海外出張先から衛星中継で初参加した。17年度の事業拡大計画や業績見通しを説明した。17年3月期の連結決算については「営業利益と当期純利益は(計画を)達成できる」との見通しを明らかにした。同社は17年3月期の連結決算を、営業利益474億円、当期赤字271億円と計画する。16年3月期連結の実績は営業赤字1619億円、当期赤字2559億円だったため、1年で大幅な業績回復を果たすことになる。
戴社長の説明を受けた社友会の真康雄会長は「(従来の)シャープになかった物事の考え方がある。将来に期待したい」と高く評価。今後も社友会内で製品購入を勧めるなど、引き続きシャープを支援する考えを示した。
戴社長は同日、シャープOB約230人が堺本社(堺市堺区)で開いた「社友会」の会合に、海外出張先から衛星中継で初参加した。17年度の事業拡大計画や業績見通しを説明した。17年3月期の連結決算については「営業利益と当期純利益は(計画を)達成できる」との見通しを明らかにした。同社は17年3月期の連結決算を、営業利益474億円、当期赤字271億円と計画する。16年3月期連結の実績は営業赤字1619億円、当期赤字2559億円だったため、1年で大幅な業績回復を果たすことになる。
戴社長の説明を受けた社友会の真康雄会長は「(従来の)シャープになかった物事の考え方がある。将来に期待したい」と高く評価。今後も社友会内で製品購入を勧めるなど、引き続きシャープを支援する考えを示した。
日刊工業新聞電子版2017年4月15日