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輸入車販売、14ブランドが過去最高になったワケ

昨年度はクリーンディーゼルがけん引、シェア2割超す
輸入車販売、14ブランドが過去最高になったワケ

ディーゼルも設定した新型「GLCクーペ」とメルセデス・ベンツ日本の上野社長

 日本自動車輸入組合(JAIA)が6日発表した2016年度の外国メーカー車の輸入車新規登録台数は、15年度比5・9%増の29万8856台で、2年続けて前年度を上回った。クリーンディーゼル車や新型車の積極投入が奏功して、過去3番目の高い水準となった。登録車に占めるシェアは同0・1ポイント減の8・9%。だが、こちらも上から3番目と、高い水準を維持した。

 16年度は11ブランドがクリーンディーゼル車を展開した。同年度は新たに、プジョー、シトロエン、DS、ランドローバーが投入。外国メーカー車に占める割合は19・3%と過去最高となった。

 ブランド別ではメルセデス・ベンツが同5・5%増の6万7495台で、2年続けて首位。同ブランドなど14ブランドが過去最高の登録台数となった。新車投入が相次いだBMWが、同7・8%増の5万828台で7年ぶりの2位となった。

 一方、新車投入の少なかったフォルクスワーゲン(VW)は、15年度の2位から3位に陥落。06年の集計開始以来、モデル別新規登録台数で首位だったVWのゴルフは、今回その座をBMWミニのミニに明け渡した。

 3月の外国メーカー車の輸入車新規登録台数は、前年同月比7・3%増の3万9765台で、12カ月連続増え、過去4番目の高水準。クリーンディーゼル車のシェアも22・2%と過去最高を更新。JAIAは「この傾向は今後も続きそうだ」とした。
               
日刊工業新聞2017年4月7日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
VWの不正で日本でもディーゼル車の販売は厳しくなるという見方がありましたが、じわじわ伸びてきていますね。日本メーカーはホンダを始めディーゼル開発は縮小傾向。マツダが気を吐いていますが、グローバル市場でみた場合にこの選択がどのように出るか。

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