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「モンスターウルフ」が害獣と対決!

太田精器が開発。LEDを不規則に点滅、オカミの鳴き声で威嚇
 太田精器(北海道奈井江町、太田裕治社長)は、野生動物忌避装置「モンスターウルフ」を開発した。大音量や発光ダイオード(LED)の点滅のほか、装置の外観をオオカミに似せることで威嚇の効果向上を狙う。札幌市内の農場での実証実験を踏まえ、5月頃の発売を目指す。

 太田精器はLED照明を不規則に点滅させ、オオカミなどの鳴き声を音声で流して畑などに侵入する動物を威嚇する装置「モンスタービーム」を開発、販売してきた。

 新たに開発したモンスターウルフは天敵を避ける野生動物の習性を利用。機器本体にオオカミを模したマスクをかぶせるなど動物を追い払う機能を高めた。大きさは高さ50センチ×長さ65センチメートル。重さ12キロ―13キログラム程度で持ち運びや設置がしやすい形にした。

 90デシベルの大音量で、音声も自由に編集できる。価格は「従来製品より安くなるように予定している」(太田社長)と話す。

ニシモト、軽く運搬しやすいアルミ檻


車が入れない獣道にも人手で設置できる

 ニシモト(広島市西区、西本裕之社長)は害獣捕獲用のアルミニウム製檻(おり)を商品化した。富士電子産業(広島市南区)と共同開発したもので、重さを従来製品の約3分の1となる58キログラムに軽量化した。消費税込み価格は25万円。

 開発した檻は高さ110センチ×幅90センチ×長さ200センチメートル。支柱や扉の部分はすべてアルミ製で、網部分はポリエステルモノフィラメントを採用した。軽量化により、自動車では運び込めない獣道などにも人手で設置できる。

 長崎県建設技術センターの試験では60年程度の耐久性が確認されたという。イノシシ、シカなどの害獣被害の多い地域の自治体向けに売り込み、年間50台の受注を目指す。(広島)

日刊工業新聞2017年4月5日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
話は少しそれるが先週、ダウンタウンの「ガキの使い」を見ていたら、松っちゃんが「ピッチャー最強説」を唱えて妙に納得した。ゴリラが出てきた時に、18メートル先から大谷翔平は160キロでコントロールよく顔面にぶつけたらゴリラはひとたまりもないと。爆笑した。

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