しまむらがユニクロ対抗で物流体制を見直しへ~ネット通販に危機感

センターやデポ間の配送時間を短縮、販売機会損失防ぐ。埼玉―神戸間は2日から1日に

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しまむら東松山商品センター(埼玉県)
 しまむらは幹線輸送体制を見直す。5月初旬に東日本地区の基幹センターとなる埼玉・東松山商品センターの開設を契機に、全国の商品センター間、商品センターとデポ間の配送時間を短縮する。

 同社はまだネット通販は未着手。一方、ユニクロを展開するファーストリテイリングが大和ハウス工業と組み物流ネットの大胆な見直しに着手するなど、ネット通販の注文に対し配送のリードタイム短縮の動きが相次いでいる。しまむらは、配送経路を見直し、センター間と店舗間の商品移動を効率化。店頭に売れ筋商品が素早く並ぶようにして品切れによる販売機会の損失を防いだり、サービスレベルを引き上げる狙いだ。
 
 しまむらは現在、東日本地区では埼玉・東松山、桶川、神奈川・秦野の3基幹センターに加え、福島、盛岡の商品センターなど7カ所の拠点がある。また西日本地区では関ケ原、神戸の基幹センターなど10カ所の拠点がある。
 
 例えば現在東松山から神戸のセンターへの配送には関ケ原までを1日かけて運び、さらに神戸に1日と計2日間かけて配送している。今後は東松山から神戸商品センターにダイレクトに配送する体制を構築し1日で配送する。同じようにセンター間の配送体制を精査し再構築、切れ目なくダイレクトにやりとりする。
 
 センター間の配送体制を見直すことで、店舗間の商品移動も短縮、店頭では品切れによる販売機会の損失を防いだり、ニーズの強い商品を迅速に手当てできるようにする。物流業界では、燃料コストは落ち着きをみせているものの、幹線輸送のドライバー不足が深刻化し、幹線の物流コストは高水準の状態が続いている。

日刊工業新聞2015年05月15日 建設・エネルギー・生活に大幅加筆

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ユニクロはICタグで商品の流れをコントロールするようです。しまむらも物流体制の整備は急務になっているのでしょう。

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