「とにかく木を使う」からの脱却!木材利用イノベーション、ウッドデザイン賞募集開始
優れた木材利用製品や取組みを消費者目線で評価する「ウッドデザイン賞」。初開催の昨年に引き続き、第二回目の募集が20日に開始する。
「今までの木材利用推進の取組みは『とにかく木を使えばいい』という考えのものが多かった」。主催者であるユニバーサルデザイン総合研究所(東京都港区)の高橋義則代表取締役社長は振り返る。使い手=消費者にどのようなメリットがあるのか、という視点から木材利用を考えていくことをめざし、同賞を開始した。“デザイン”という言葉を広義にとらえ、プロダクトだけでなく、プロセス、発想といった部分も評価の対象にしている。同賞を通して新しい人や企業が木材業界に入ってくることでバリューチェーンの循環が広がっていくことを目指す。
<ユニバーサルデザイン総合研究所の高橋義則代表取締役社長>
さらに木材業界の新技術や進歩などをアピールする場にもなっている。「審査員がノミネートされた製品で新技術を知り、買い付けに行ったことも」。メーカーや開発者側も、デザイナーの目が入ることで新たな展開を生むことが期待される。
第一回目は822点の応募があり、397点が受賞した。高橋社長は「第一回目としては驚くべき数の応募をいただいた。『去年出し尽くしてしまった』という人もいるかもしれないが、さらに新たなことに挑戦してみてほしい」と期待を寄せる。
ウッドデザイン賞2016ウェブサイト
<ワークショップ開催>
ウッドデザインが創り出す新たな国産木材利用の可能性
6月15日(水)11:00 - 12:00 東京ビッグサイト(スマートコミュニティJapan 2016内)
聴講料無料
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<ユニバーサルデザイン総合研究所の高橋義則代表取締役社長>
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第一回目は822点の応募があり、397点が受賞した。高橋社長は「第一回目としては驚くべき数の応募をいただいた。『去年出し尽くしてしまった』という人もいるかもしれないが、さらに新たなことに挑戦してみてほしい」と期待を寄せる。
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