JR西・瀬戸内海汽船がクルーザー航路を刷新する狙い
JR西日本と瀬戸内海汽船(広島市南区、内堀達也社長)は、観光型高速クルーザー「SEA SPICA(シー・スピカ)=写真」の航路を2025年3月に刷新する。運航区間を広島県の広島港―尾道港に拡大する。立ち寄り地を1カ所にして立ち寄り観光で地域の魅力を満喫できるようにする。
就航5周年を機に初めて航路をリニューアルする。運航区間は三原港―尾道港間を延伸する。尾道港行きは多くのウサギが生息している大久野島に立ち寄り、広島港行きは幕末の面影がある建物や史跡が残る大崎下島に立ち寄る。従来立ち寄り地を2カ所ずつ設定していた。
呉港内に停留する海上自衛隊の艦船や潜水艦を確認できる。また本州と倉橋島の間の海峡「音戸の瀬戸」で多種多様な船舶が行き交う航路も見どころとして人気を得ている。
日刊工業新聞 2024年11月28日