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業績悪化の日産、米国2工場の減産を継続

日産自動車が米国の2工場で減産を2025年3月まで続けることが分かった。需要低迷を踏まえた措置で、減産により在庫の適正化につなげる。24年度の米国生産台数は前年度比で2割弱減り、約50万台となる見通し。

減産するのはスマーナ工場(テネシー州)とキャントン工場(ミシシッピ州)。スマーナ工場で生産するスポーツ多目的車(SUV)「ローグ」は在庫の適正化を進めていた。日産は「市場動向に応じて生産計画の評価・更新を行い、健全な供給と在庫レベルの確保を進めている」とコメントした。

日産は業績悪化を受け、世界生産能力を20%削減し、世界の従業員の1割弱に当たる約9000人を削減する計画を公表済み。米国事業では24年4―9月期に希望退職を募り、従業員の6%に当たる数百人が応募した。多くが12月末に退社予定となっている。


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日刊工業新聞 2024年11月27日

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