モビリティショーでPR、トヨタが展示する3つの技術
トヨタ自動車は8日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で15―18日に開かれる展示会「ジャパンモビリティショービズウィーク2024」で水素や蓄電に関する技術を展示すると発表した。同展示会はモビリティー産業とスタートアップの交流が主目的。トヨタはカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の実現に向け、仲間づくりや技術革新を進める。
同展示会では大きく三つの技術を紹介する。このうち二つは水素関連で、国内外の耐久レースに参戦する開発車両「液体水素エンジンGRカローラ」と、人の手で運べるサイズに小型・軽量化した「ポータブル水素カートリッジ」だ。ポータブル水素カートリッジは日本初公開となる。スタートアップなど他企業と連携し、同カートリッジを使ったサービスや関連機器の開発・販売を想定する。
三つ目は中古の電動車用電池を蓄電システムに活用する「スイープ蓄電システム」。種類や劣化度が異なる電池でも能力を調整し、再生可能エネルギーなどの蓄電に役立てる。これらの技術を通じて「持続可能な未来づくり」につなげる。
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日刊工業新聞 2024年10月9日