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20トン級ショベル検証…大林組が導入する「GX建機」とは?

20トン級ショベル検証…大林組が導入する「GX建機」とは?

GX建機を導入し、建設現場の脱炭素化を進める(イメージ)

大林組は2024年度から国内建設工事に、稼働時の二酸化炭素(CO2)排出が少ないグリーン・トランスフォーメーション(GX)建設機械の導入を始める。まず首都圏のトンネル建設工事に使用頻度の高いバッテリー式の20トン級油圧ショベルを導入。導入現場や対象機種を順次増やし、建設現場の脱炭素化を進めていく。

24年度にバッテリー式の20トン級油圧ショベル、同25トン吊り移動式クレーン、水素混焼式の発電機(30キロボルトアンペア)を導入し、稼働状況を検証する。25年度以降は、ダンプトラックや燃料電池式油圧ショベルを導入する考えだ。

実稼働によるCO2排出削減効果を調査・確認するほか、軽油を燃料とする建設機械とは異なる運用方法を検証する。今後は同社が製造したグリーン水素など再生可能エネルギー由来の各種電源を利用したGX建設機械を導入していく予定。


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日刊工業新聞 2024年月5月9日

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