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容量10倍の1万㎥級を想定、大型内航アンモニア輸送船導入目指す

容量10倍の1万㎥級を想定、大型内航アンモニア輸送船導入目指す

1万立方メートル級内航アンモニア輸送船のイメージ(商船三井提供)

商船三井内航(東京都港区、小林洋社長)は、旭タンカー(同千代田区)、イコーズ(山口県周南市)と共同で、大型内航アンモニア輸送船のコンセプトスタディーを開始する。このほど3社で合意した。既存船の10倍となる容量1万立方メートル級の船舶を想定し、2028―29年ごろの導入を目指す。アンモニアは脱炭素燃料として期待され、国内各地へ運ぶ内航輸送の需要増加も見込まれている。

商船三井が持つ省力・安全に関する技術と、旭タンカーの内航タンカーの運航経験、イコーズのアンモニア内航船管理ノウハウを結集して取り組む。旭タンカーは次世代型電気推進タンカーなどの運航経験を持つ。同船は日本初となる大型船による安定・安全輸送に加え、省力、安全、ウェルビーイングを柱としたサステナビリティー(持続可能性)をコンセプトの軸とする。

日刊工業新聞 2024年04月12日

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