ダイハツの売れ筋、軽「タント」出荷停止処分解除
ダイハツ工業は11日、自社の軽乗用車で最も売れている「タント=写真」と、同型のSUBARU(スバル)向けOEM(相手先ブランド)車「シフォン」が、国土交通省から出荷停止処分を解除されたと発表した。全国軽自動車協会連合会によると、タントの2023年の販売数は15万9392台で、軽乗用車ではホンダ「N―BOX」に次ぐ2位。18日に再稼働する滋賀工場(滋賀県竜王町)の生産車種で、日程は未定だが準備が整えば生産・出荷を再開する。
認証不正で全車種が出荷停止処分を受けた23年12月20日以降、これで20車種が解除された。残る未解除車は「ムーヴ キャンバス」など軽乗用車7車種と、小型スポーツ多目的車(SUV)のハイブリッド車2グレード。
日刊工業新聞 2024年3月12日