いすゞが改良、大型観光バス「ガーラ」に追加したシステム
いすゞ自動車は大型観光バス「ガーラ=写真」について、安全運転支援機能を向上させるなど一部改良し発売した。車線を逸脱しそうになるとステアリング操作を電動アシスト制御する「レーンキープアシスト(LKA)」を新規で設定。運転席の座面クッションの前後長を身長に合わせて調整できるようにし、負担軽減に配慮した。代表車型の東京地区の価格は消費税込みで4565万円。年400台の販売を目指す。 ガーラの改良は4年9カ月ぶり。日野自動車と折半出資するジェイ・バス(石川県小松市)の本社・小松工場(同)で生産する。
運転姿勢や車両の挙動をモニターし、体調異変などの運転手の異常を自動検知して減速し車両を止める「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」に、車線内に安全に停止する機能を新たに追加。継続生産車に5月から設置が義務付けられる後退時車両直後確認装置に対応した。
日刊工業新聞 2024年03月08日