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破格3億3930万円…事例少ない“建て売り御殿”のターゲット

破格3億3930万円…事例少ない“建て売り御殿”のターゲット

諸戸の家が名古屋市で販売を始めた超高級戸建て分譲

「スーパーラグジュアリーの邸宅を建て売りで」-。諸戸の家(三重県桑名市、松本浩二社長)が、名古屋市昭和区汐見町で建て売り住宅としては破格の3億3930万円(消費税込み)の邸宅を完成、メディアに公開した。

高級住宅と言えば注文住宅が主流。建て売りでは施主の意向を反映しにくいことから、特に高級案件では例が少ない。同社は高級住宅地に限定し、注文住宅の商談時間を短くしたい富裕層をターゲットにした。

公開した邸宅は敷地面積345平方メートル、2階建てで延べ床面積は206平方メートル。販売責任者の西田研二常務は「外観、インテリア、外構に匠の技を取り込んだ。お客さまの期待を超えると思う」と仕上がりに自信を見せる。今後は東京都内や名古屋市中心部でも超高額物件に取り組む構え。

日刊工業新聞 2024年02月26日

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