ドイツ商用車最大手から受注、川重の高圧水素減圧弁が担う役割
川崎重工業は、独の商用車最大手から新型燃料電池(FC)都市バス向けに高圧水素減圧弁(写真)を受注したと発表した。金額は非公表。FC都市バスに搭載された水素タンクから供給される350気圧の高圧水素ガスをFCスタック内で使用可能な圧力近くまで減圧する役割を担う。
高精度のガスコントロール技術で効率的に減圧する。発電時の水素ガス圧力の安定性をもたらし、省スペースとエネルギー利用効率改善によるFC都市バスの航続距離延長に寄与する。欧州と北米で寿命20年相当の耐久性試験をクリアした。
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日刊工業新聞 2024年02月22日